生まれて初めて買ったゲーム「ドラゴンクエストⅤ」
初めての自分のゲームソフト
私はゲームが好きで、幼い頃から、そして今もよくゲームで遊んでいます。
その中で「一番おもしろかったゲームはなにか?」と聞かれると答えに困ってしまうのですが、「一番思い入れのあるゲームはなにか?」にはすぐに答えられます。
私が一番思い入れのあるゲーム、それは
思い入れのある理由は単純で、自分が生まれて初めて買ったゲームだからです。
当時の幼かった私には、最新作の新品なんて買えるわけも無く、中古の千円以下になったものを購入したわけですが、私にとって大きな買い物でした。
親からの言いつけでゲームは1日30分という制限があったこともあり、大切に遊びました。クリアするまで3ヶ月以上はかけたと思います。まぁそれだけかかったのは幼い私に効率の良いプレイングなんてできませんでしたからね。ひたすらレベルを上げて、物理攻撃をするくらいしかできなかったので、クリアするまでに時間がかかったのは仕方ないかもしれません。
そんな単純作業でしたが、クリアするまでの数ヶ月とても楽しかったです。今思うと、そんな幼いプレイングでもクリアできるあたり、ゲームとしてどうなの?と思わなくも無いんですが、国民的RPGといわれるほどプレイする年齢層が広いドラゴンクエストとしてはそれくらいのゲームバランスでちょうど良いのかもしれませんね。
同じように「レベルを上げて物理で殴るだけで良い」と言われたRPGは酷評でしたが(^^;)
さて、ここからこのドラゴンクエストⅤの内容にも触れていきたいと思います。
生まれて初めて買ったものであることは、思い入れのある理由の大きな部分ではあるけれど、内容に対しても大きく思うところがあるのです。
王道にも変化あり
昔からの王道RPGの印象が強いドラゴンクエストですが、ナンバリングごとに大きく変化していきます。
このⅤで言うと
・プレイヤーの分身である主人公が勇者では無い
・後の派生作品の基盤とも言えるモンスターを仲間に加えるシステム
・主人公の少年時代から物語が始まり、結婚という大きな選択肢まである
・主人公が勇者では無い
私はこれが初のドラクエだったのでやった時はあまり気にしなかったのですが、他のナンバーをやってから印象的になりました。歴代の主人公の最強装備とも言える伝説の武具が装備できず、覚える魔法も勇者たちとは違い、母親が神に仕える職だったからかⅢで言うところの僧侶が覚える魔法を覚えていきます。
・モンスターを仲間にできるシステム
後の派生作品でもあり、今でもスマホゲームになっているドラゴンクエストモンスターズの前身とも言えるシステムですね。ナンバリング作品だと続編のⅥにも同様のシステムがありますが、こちらの方が印象深いです。ⅥだとⅤほど重要なシステムでは無かったので。
・主人公の人生を追うストーリー
プロローグは主人公が生まれるシーンから始まるドラクエⅤ。生まれたばかりの主人公の泣き声の後に現れるタイトルと流れるメインテーマがとても印象的でした。
そして、重大な選択肢である結婚。結婚相手の選択は、後の作品が出た後でも議題に上がるほどです。
自分がドラクエⅤに特に思い入れがある理由、それは上であげた主人公が勇者では無い、という点が大きいと感じています。Ⅴの主人公は勇者では無いので、旅の目的は魔王を倒す事では無く、父親の遺志を継ぎ、さらわれた母親を取り戻すことにあります。使命では無く、非常に人間的な目的は共感できる部分が多いように思えます。
そして、システムにもなっていますが、主人公のモンスターを仲間にする能力。これはⅣのストーリーを知ってからまた印象が変わりました。
世界を救うのは勇者では無い
ドラゴンクエストはナンバリングごとに直接的な絡みはないものの、歴史的に繋がっているものもあります。今回紹介しているⅤと繋がりがあるのはⅣとⅥで、時系列順にするとⅥ→Ⅳ→Ⅴとなります。なので、ⅤはⅣの後の世界の物語となるわけです。前述したように直接ⅣのストーリーがⅤに大きく関わっているというわけでは無いのですが、Ⅳを知るとⅤの主人公の能力が必然的なものに思えてきます。
Ⅳのストーリーを一言で言うなら、「解り合えなかった二人の勇者が起こした悲劇」でしょうか。
Ⅳの魔王であるデスピサロ。彼は人間からすると間違いなく魔王なのですが、他の種族からは慕われており、人間を滅ぼそうというのも、彼が魔族サイドでいう勇者のような存在であることからで、プレイヤー側とは守るものが違うだけで、悪とは言いがたい存在です。
最終的に彼は恋人のロザリーを人間に殺されてしまった怒りから、「進化の秘法」という禁忌の道具に手を出して、理性を失い、破壊だけを目的にする存在になってしまうので倒すしか無いのですが、なんとも後味の悪い結末でした。
そのストーリーの後にⅤの主人公の能力を考えると、Ⅳの後に当たる物語の主役であることが必然のように思えます。
Ⅳでは人間と魔族が互いに解り合えず、お互いに守りたいものが違うだけですれ違い、悲劇として終わってしまいました。
そしてⅤは魔族を討ち滅ぼす勇者では無く、人間でありながら魔族と解り合える能力を持った主人公が、二つの種族を率いて魔王を打ち倒し、天空の物語は終わりを迎えるのです。
ちなみにⅤの魔王であるミルドラースは元々人間であり、神になりたいという野心から進化をして魔物になってしまったのだとか。
そのことからも、人間も魔族も元から邪悪な存在では無く、それぞれの心に潜む闇こそが邪悪なのでは無いか、などと考えてしまいますね。
理解できなくても心に刻まれるモノもある
ドラゴンクエストⅤは物語を理解し切れていなかった幼い自分にも、たくさんのことを考えさせてくれました。生まれて初めて自分で買って遊んだこのゲームが、自分の心の大切なパーツの一つを作ってくれたように思えます。
はじめに
初めまして、こんにちわ こんばんわ おはようございます
私はPixvやTwitterにてイラストやマンガをアップしてきた
「たかひこ」というものです。
マンガを描いているので、もちろんマンガが好きです。
またゲームも大好きです。
ブログで語りたい
上に書いた用にイラストやマンガはよくアップしているのですが、
むしろTwitterはアップ用になってしまっていて、
全然つぶやきません
でも私だって好きなものやおもしろかったものについて
熱く語りたいとは思うのです。
でもTwitterの文字数じゃ熱く語るにはちょっと少ない
そういうわけでこのブログでは
過去に好きだったもの、最近やったおもしろかったもの
それを読んでくれた人たちに伝わるように
熱く、大いに語りたいと思います。
自分の作品作りに生かしたい
私はイラストやマンガを描きますが、今現在アップしているほとんどの
イラストは二次創作です。
でも、それだけで終わりたいとは思いません。
オリジナルの作品を描きたいのはもちろん、
最近ではゲーム作りにも手を出したいと考えてプロットを書いたりしています。
そうしたアウトプットをより良いものにするには、たくさんのインプットが
必要になりますが、ただたくさん読むだけでは良くないのでは、意味が薄いのでは?
そこでこのブログで語ることで好きなものやおもしろかったものを言葉にすることで
作品の面白さを咀嚼し、自分の作品作りに生かしていきたいと思います。
………あ、パクるって意味じゃないですよ(^^;)
ではでは、読んでくれた人が「そのマンガ読んでみたい」「そのゲーム遊んでみたい」
と思えるような記事を書いていけるようがんばりますので、
よろしくお願いいたしますm(__)m